毎日の暮らしの中に自然に溶け込み、20年、30年…と永く使い続けられる「相棒」のような家具を作りたい。そして、それを「子供や孫にも引き継いでいきたい」と思えるような愛着を持って使い続けられる家具を作りたい。
「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。
そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。
そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
「1脚のπチェア」
2026.01.30
そして、いよいよ座板の座ぐりに入ります。電動工具を使って荒掘りをした後、「四方反り台鉋」という鉋で彫っていきます。
話は変わりますが、先日椅子が1脚持ち込まれました。20年以上前に、ある有名な陶芸家に注文をいただいて作った楢(ナラ)のπチェアです。その陶芸家の方(Kさん)が、残念なことに昨年の秋にお亡くなりになってしまいました。年齢も私より5歳ほど下で、まだまだお若い方でした。同年代でしたので楽しいお話もしました。
それはそれは素晴らしい(芸術的な)陶芸作品を作られる方でした。私の作る緻密な家具作品とは対照的に、大胆で奔放で、ある意味破壊的な作風であり、圧倒的な存在感のある陶芸作品を作られる方でした。
ある日、ウチにみえて私の家具作品をご覧になって、冗談交じりに笑いながら(自分の作るものとは対照的な緻密な私の作品を見て)「こういうのを見ると壊したくなるんだよね(笑笑)」とおっしゃって、二人で大笑いしたものです。
国内はもちろん、海外の有名な美術館にもその作品が所蔵されるほどの評価の高い陶芸家でしたので、いよいよこれから円熟の境地に入られるのだろうと思っていました。訃報を聞いて本当に驚きました。

そのKさんが長年陶芸の工房に置いて、作業の合間や休憩の際に腰かけてみえたのでしょう。長く使っていただいたことに感謝です。(この椅子の他にも、ろくろの前で座って使うスツールもお作りしました。)しかし、まぁまぁ過酷な環境に置かれて使われたようで、汚れは言うまでもなく、脚が緩んでいたり、少し接ぎ切れも見られました。
接ぎが切れてきたところには「千切り」を埋めて、これ以上広がらないようにと養生しておきました。
ガタついてきていたにも関わらず、捨てることもなく大事に使っていただいたこと、しかもお亡くなりになった後もこうして「主人の大事にしていた椅子ですから直して使いたい」と奥様に言っていただいたことは、本当に望外の喜びです。
悩んだのが、汚れをどうするかということです。もちろん、きれいに汚れを落として塗装をし直すことも可能です。でも、せっかくKさんが長年使って来た手の跡なので、それはそのまま思い出として残した方がいいのではないかと思いました。
2026.02.02
「手仕上げの子供椅子」の特設ページを追加しました。
2026.01.30
里山便りを更新しました。
2026.01.23
里山便りを更新しました。
2026.01.21
「円卓(ラウンドテーブル)」の特設ページを追加しました。
2026.01.08
ダイニングテーブルに極上杢 栃無垢一枚板テーブル 板脚特注型を追加しました。









































