「ダイニングテーブル」のできるまでをご紹介します。
せっかくきれいに仕上げた物を、その重さに負けてどこかにぶつけたりしたら、「あっ!」なんて泣くにも泣けない事になってしまいます。そんな時はしばらく全身の血液が凍りつきます。(実際、この仕事をはじめた頃はよくありました…。)
けっして力持ちとは言えない私ですが、でもそこは「火事場の○○力」というやつです。出来ちゃうもんですね。慎重に、少しづつ動かして、何とかかんとかやっています。(ただし、おかげさまで腰痛と肩痛は持病のようなものになっていますが…。この商売をやっている方はみんなそうじゃないかな。)
お客様のご要望を聞いて、何回かお客様と打ち合わせをします。
材料と見比べながらデザインを起こします。時には実際にお客様の家に伺ってイメージを固めます。又、実際に使用する材料と同じ材で1/1000のミニチュアを制作する事もございます。
材料と見比べながらデザインを起こします。時には実際にお客様の家に伺ってイメージを固めます。又、実際に使用する材料と同じ材で1/1000のミニチュアを制作する事もございます。
木取りにかかります。どの材をどのように使うか、どの部分をどのように切っていくか、木を見ながら頭の中でイメージがぐるぐる回転します。
この作業がとても重要で、出来上がりの良し悪しを大きく左右します。昔からこの作業だけは経験を積んだ親方が行い、修行の浅い弟子たちはやらせてもらえなかったんだそうです。
この作業がとても重要で、出来上がりの良し悪しを大きく左右します。昔からこの作業だけは経験を積んだ親方が行い、修行の浅い弟子たちはやらせてもらえなかったんだそうです。
2枚接ぎの天板を作るために「雇い実接ぎ」の加工を行います。こちらは、ルーターで「雇い実(ヤトイザネ)」の入る溝を突いているところです。
雇い実接ぎの加工が終わった2枚の板です。
反り止めとして「吸い付き桟」の加工をします。ルーターと治具を使って、蟻型の溝を切っていきます。
2本の吸い付き桟用の溝加工が終わったところです。
吸い付き桟の雄木の加工をします。
吸い付き桟を叩き込んでいきます。
いくつかの鉋を使って形を整えたり、表面を仕上げたりします。細部の仕上げもノミや小刀を使って行い、サンダーを使って仕上げの研磨を行います。
天板と同様に最終的には手で感触を確かめながら手仕上げをします。
余談ですが、大きなテーブルになると天板だけで100cm×200cm以上、重さ60kg〜70kgの重い板をたった一人で持ち上げたり、ひっくり返したりするのですから大変です。天板と同様に最終的には手で感触を確かめながら手仕上げをします。
せっかくきれいに仕上げた物を、その重さに負けてどこかにぶつけたりしたら、「あっ!」なんて泣くにも泣けない事になってしまいます。そんな時はしばらく全身の血液が凍りつきます。(実際、この仕事をはじめた頃はよくありました…。)
けっして力持ちとは言えない私ですが、でもそこは「火事場の○○力」というやつです。出来ちゃうもんですね。慎重に、少しづつ動かして、何とかかんとかやっています。(ただし、おかげさまで腰痛と肩痛は持病のようなものになっていますが…。この商売をやっている方はみんなそうじゃないかな。)