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「年末の挨拶」
2020.12.24
ありきたりなフレーズになり恐縮ですが、今年はコロナに明けコロナに暮れた1年となりました。
今年の1月から2月初めの時点ではそんなことは想像だにしませんでしたが、その後2月の下旬になって一気に様相が変化しました。3月の里山だよりにも書いていますが、まさに戦争中の暮らしぶりを想像させるような現在の状況になっています。
今年の1月から2月初めの時点ではそんなことは想像だにしませんでしたが、その後2月の下旬になって一気に様相が変化しました。3月の里山だよりにも書いていますが、まさに戦争中の暮らしぶりを想像させるような現在の状況になっています。
それでも前を向いて生きていくしかありません。希望を持って、工夫を凝らして生活を進めていこうと思います。
仕事の方はさすがにちょっと厳しい1年でしたが、その分違う展開も開け、ある意味今年は天が私に与えたテスト(良い機会)だったと理解しています。
仕事の方はさすがにちょっと厳しい1年でしたが、その分違う展開も開け、ある意味今年は天が私に与えたテスト(良い機会)だったと理解しています。
「今年もあと少し」
2020.12.23
寒くなってきて工房では毎日薪ストーブを焚くようになりました。ところが、このところどうも薪ストーブの燃え方がおかしいと感じていました。とにかく工房の中が煙でくすぶるようになったのです。
うちの薪は家具の制作で出た端材を燃やすので、それはよく乾いた広葉樹です。ですから完全燃焼するので、まさかすすがたまることはあるまいと思っていました。おそらく10年以上煙突のすす払いなどはしたこともなかったのです。それでもよく燃えていましたから。
ですが、このところのくすぶり方はちょっと異常なのでついに煙突のすすを掃除することにしました。すると、カバーを外してみてびっくり!向こう側が見えないくらいすすがたまっていました!!
これではさすがにくすぶるはずだと思いました。煙突をすべてきれいに掃除して元に戻し、焚いてみました。
今度は嘘のように勢いよく、煙もほとんど出ないくらいに燃えました。やはりいくら薪がカラカラに乾いていても煙突のすす払いは大切なんだなと、今さらながら教えられたのでした。
うちの薪は家具の制作で出た端材を燃やすので、それはよく乾いた広葉樹です。ですから完全燃焼するので、まさかすすがたまることはあるまいと思っていました。おそらく10年以上煙突のすす払いなどはしたこともなかったのです。それでもよく燃えていましたから。
ですが、このところのくすぶり方はちょっと異常なのでついに煙突のすすを掃除することにしました。すると、カバーを外してみてびっくり!向こう側が見えないくらいすすがたまっていました!!
これではさすがにくすぶるはずだと思いました。煙突をすべてきれいに掃除して元に戻し、焚いてみました。
今度は嘘のように勢いよく、煙もほとんど出ないくらいに燃えました。やはりいくら薪がカラカラに乾いていても煙突のすす払いは大切なんだなと、今さらながら教えられたのでした。
さて、今年も残すところあと1週間ほどになりました。早いものです。特に今年はコロナ、コロナでほかに何も無く、一層時の過ぎるのが早く感じました。
しかし、工房の方はまだ今年が終わらない感じです。ふるさと納税やネットの手作りサイトの受注分はまだ制作が終わらず、さらにご注文分の椅子やら円卓と椅子のセットやらなにやらの制作もだんだんと期限が迫ってきています。さらに、ちゃぶ台やおにぎりスツールの在庫分の制作もしなければいけません。
しかし、工房の方はまだ今年が終わらない感じです。ふるさと納税やネットの手作りサイトの受注分はまだ制作が終わらず、さらにご注文分の椅子やら円卓と椅子のセットやらなにやらの制作もだんだんと期限が迫ってきています。さらに、ちゃぶ台やおにぎりスツールの在庫分の制作もしなければいけません。
私の勝手な想像ですが、うちのカッティングボードは数あるカッティングボードの中でも比較的大きめだと思います。というか、ちょうどいいサイズだと思います。というのは、このサイズであれば普通にまな板としても使いやすいですし、もちろん料理やおやつなどを載せて出すにも大きすぎず小さすぎずちょうどいい大きさだと思います。
いろいろ他のカッティングボードを見てみますが、全体にもっと小さいものが多いようです。うちのは幅18cm×長さ40cm(持ち手の部分を取ると30cm)×厚み20ミリぐらいです。一般的によくあるものは幅13cmとか15cmぐらい、長さは(持ち手も含めて)30cm以下というのが多いです。ちょっと料理を載せたりおしゃれに使うにはいいですが、それもあまり大きめのものは載せにくいです。
もちろん、 まな板としてはちょっと小さい感じになります。最近流行りの「ソロキャンプ(おひとり様キャンプ)」ぐらいにはいいかもしれませんが…。
いろいろ他のカッティングボードを見てみますが、全体にもっと小さいものが多いようです。うちのは幅18cm×長さ40cm(持ち手の部分を取ると30cm)×厚み20ミリぐらいです。一般的によくあるものは幅13cmとか15cmぐらい、長さは(持ち手も含めて)30cm以下というのが多いです。ちょっと料理を載せたりおしゃれに使うにはいいですが、それもあまり大きめのものは載せにくいです。
もちろん、 まな板としてはちょっと小さい感じになります。最近流行りの「ソロキャンプ(おひとり様キャンプ)」ぐらいにはいいかもしれませんが…。
「iichi 手作り小物」
2020.12.17
昨日は今年初めての雪が降りました。そして非常に寒い一日でした。積雪とまではいきませんでしたが、同じ岐阜県の飛騨にある材木店に木材の注文をしようと思って電話したところ、「60cmも積もっていてまず(土場の)雪をどかさないと(除雪しないと)材木が出せんわ」と社長が言ってました。
庭の花たちもすっかり凍みています。少し前までは暖かい冬だったので、デルフィニウムなどすでに花が咲き始めるくらい異常な状態でした。ところがこの寒さで一気に凍みてしまい、もう駄目でしょう…。
庭の花たちもすっかり凍みています。少し前までは暖かい冬だったので、デルフィニウムなどすでに花が咲き始めるくらい異常な状態でした。ところがこの寒さで一気に凍みてしまい、もう駄目でしょう…。
ところで、以前書きましたが、ネットの手作りショッピングサイト「iichi」でも少しづつご注文いただいていますが、先日木の器を買ってくださったあるお客様のメッセージに大変感激しました。
「クラロウォールナットのどら鉢」を買っていただいたのですが、そのメッセージがこちらです。
私が「クラロウォールナット」の説明をさせていただいたところ、再びメッセージが来ました。
私は木工旋盤の扱いについてはまだまだ未熟で、これからもたくさん修行を積まないといけないと思っていますが、そんな私の作ったものに対してもこのような言葉を頂けて大変うれしく思いました。
こういうお客様がいらっしゃる限り、やはりこれも作り続けていかなければならないなと思ったのでした。(量産できるものではないので、楽な仕事ではないですが。)
さて、ふるさと納税の方も本日また注文が大量に入り、作っても作っても足りないという状況になりつつあります。当分がんばらねばと思っています。
「クラロウォールナットのどら鉢」を買っていただいたのですが、そのメッセージがこちらです。
半布里工房様
繊細で大変美しい器が今、届きました。ありがとうございます。長年、ウォールナットの器を探してまいりましたが、やっと巡り合えました。それも理想を超えた器と。
「クラロ」とはブラックの意味でしょうか。この凛とした姿、良い香り、羽のような軽さ……。感動が止まりません。大切にいたします。本当にありがとうございました。
時節柄、くれぐれもご自愛ください。どうぞ、穏やかなクリスマスと新年をお迎えくださいませ。感謝。
繊細で大変美しい器が今、届きました。ありがとうございます。長年、ウォールナットの器を探してまいりましたが、やっと巡り合えました。それも理想を超えた器と。
「クラロ」とはブラックの意味でしょうか。この凛とした姿、良い香り、羽のような軽さ……。感動が止まりません。大切にいたします。本当にありがとうございました。
時節柄、くれぐれもご自愛ください。どうぞ、穏やかなクリスマスと新年をお迎えくださいませ。感謝。
私が「クラロウォールナット」の説明をさせていただいたところ、再びメッセージが来ました。
半布里工房様
クラロウォールナット、そんなに希少で入手困難なウォールナットなのですね。そんな貴重で高価なウォールナットの器を、こんなにお安く頂けたとは、何という幸運でしょう。改めて感謝いたします。
コロナ禍で1月から外出を控え沈んでいた心が、濃く繊細なこの器を眺め触れていると、深く静かな感動と、沸き立つ思いで満たされていきます。この木を慈しんで育てた方々の手間と愛情。その思いを受けて、丁寧なお仕事で器にしてくださった半布里工房様のおかげです。重ねてお礼申し上げます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。どうぞ、良いお年を。感謝。
クラロウォールナット、そんなに希少で入手困難なウォールナットなのですね。そんな貴重で高価なウォールナットの器を、こんなにお安く頂けたとは、何という幸運でしょう。改めて感謝いたします。
コロナ禍で1月から外出を控え沈んでいた心が、濃く繊細なこの器を眺め触れていると、深く静かな感動と、沸き立つ思いで満たされていきます。この木を慈しんで育てた方々の手間と愛情。その思いを受けて、丁寧なお仕事で器にしてくださった半布里工房様のおかげです。重ねてお礼申し上げます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。どうぞ、良いお年を。感謝。
私は木工旋盤の扱いについてはまだまだ未熟で、これからもたくさん修行を積まないといけないと思っていますが、そんな私の作ったものに対してもこのような言葉を頂けて大変うれしく思いました。
こういうお客様がいらっしゃる限り、やはりこれも作り続けていかなければならないなと思ったのでした。(量産できるものではないので、楽な仕事ではないですが。)
さて、ふるさと納税の方も本日また注文が大量に入り、作っても作っても足りないという状況になりつつあります。当分がんばらねばと思っています。
「我が家改造」
2020.12.11
前回の里山だよりに載せました「山桜の円卓」は無事はるばる大分県までお嫁入しました。
お客様には里山だよりの動画を何度もよく見ていただき、ご自分で天板と脚部を組み立てていただきました。電話でもやり取りをしながらの作業でしたが、なんとか無事うまく組み立てできて良かったです。
お客様には里山だよりの動画を何度もよく見ていただき、ご自分で天板と脚部を組み立てていただきました。電話でもやり取りをしながらの作業でしたが、なんとか無事うまく組み立てできて良かったです。
想定外の出来事といえばお客様がお使いになっている「げんのう(かなづち)」が、私が普段使っているものと比べて小さく(力が弱く)、叩き込むのに時間を要したことぐらいでしょうか。
という感じでやり取りしながら、無事完了しました。私としては当たり前に大きなげんのうを使うものだという、私の勝手な思い込みが悪かったです。やはりそこまでちゃんと確認をしておくべきだったと、一つ勉強になりました。でもお客様には、「寄せ蟻」「吸いつき桟」というものがどれぐらいのきつさではめ込まれるものなのかがわかってよかったとは思います。ゆるゆるの吸いつき桟では全然その役目を果たさないですから。
さて、工房では「ふるさと納税」の返礼品である「カッティングボード」20個が完成間近です。鉋掛けをして、仕上げていきます。
お客様「(電話口で)なかなか入っていきませんけど、間違ってないでしょうか?」
私「矢印を合わせて嵌められたのであればそれで間違いないです。」
お客様「3cmぐらいは進みました。」
私「ならば大丈夫です。それで間違ってません。結構進んでるじゃないですか。がんばって叩いてください。」
私「矢印を合わせて嵌められたのであればそれで間違いないです。」
お客様「3cmぐらいは進みました。」
私「ならば大丈夫です。それで間違ってません。結構進んでるじゃないですか。がんばって叩いてください。」
という感じでやり取りしながら、無事完了しました。私としては当たり前に大きなげんのうを使うものだという、私の勝手な思い込みが悪かったです。やはりそこまでちゃんと確認をしておくべきだったと、一つ勉強になりました。でもお客様には、「寄せ蟻」「吸いつき桟」というものがどれぐらいのきつさではめ込まれるものなのかがわかってよかったとは思います。ゆるゆるの吸いつき桟では全然その役目を果たさないですから。
さて、工房では「ふるさと納税」の返礼品である「カッティングボード」20個が完成間近です。鉋掛けをして、仕上げていきます。
この後、塗装に入ります。ようやく完成…と思っていたら、また急遽追加制作しなければならなくなりました。今年も残り少なくなって、皆さん駆け込みでふるさと納税されるのでどんどん注文が入ってきます。
結局また追加で35枚…これから大至急作ります。
結局また追加で35枚…これから大至急作ります。
ところで、このところ我が家のほうも家の内外ともにいろいろ作業を進めています。前回の里山だよりに少しだけ載せたブロック積みの構造物も完成しました。
そして、次は母屋の前の庭です。家の玄関部分なのですが、普段私たちは使わないので(いつも裏手の工房のほうから帰ってきて、裏の玄関から出入りをしています)、どうしても手入れが行き届かず、草が生え放題になって見苦しい状態になってしまいます。
そして砂利を敷き詰めて完成です。こう書くとなんか簡単に出来たように見えますが、これでも敷き詰めた部分だけで20㎡弱ありますから、結構大変でした。
「山桜の円卓 組み立て動画」
2020.12.01
さて工房では、このところ制作中であった「山桜の円卓」が完成しました。今回は大分県のお客様からのご注文です。
天板と脚部を外した状態で搬入し、組み立てなければならないという事情もあるので、つい先月ぐらいまでは直接配達するか、あるいはお客様がご自分で取りに来られるか(そういうご希望でもありました)というようなことを思っていました。しかし、ここのところのコロナの感染拡大状況もあるので、運送屋さんに頼むことにしました。
搬入のことを考えて天板と脚部を別個にして梱包して送り、お客様ご自身で組み立てていただくことにしました。(実はお客様ご自身がその体験をしたいとおっしゃっていたこともあるので、ちょうど良い機会になるかと思います。)
そのためにまず動画を撮ってこの里山だよりに載せて、それを見ながら組み立てをしてもらおうと考えました。(さらに念を入れて、リモートで私がアドバイスもできるようなことも考えています。) それでは組み立ての動画をご覧ください。ちょっと照れ臭いですが…
天板と脚部を外した状態で搬入し、組み立てなければならないという事情もあるので、つい先月ぐらいまでは直接配達するか、あるいはお客様がご自分で取りに来られるか(そういうご希望でもありました)というようなことを思っていました。しかし、ここのところのコロナの感染拡大状況もあるので、運送屋さんに頼むことにしました。
搬入のことを考えて天板と脚部を別個にして梱包して送り、お客様ご自身で組み立てていただくことにしました。(実はお客様ご自身がその体験をしたいとおっしゃっていたこともあるので、ちょうど良い機会になるかと思います。)
そのためにまず動画を撮ってこの里山だよりに載せて、それを見ながら組み立てをしてもらおうと考えました。(さらに念を入れて、リモートで私がアドバイスもできるようなことも考えています。) それでは組み立ての動画をご覧ください。ちょっと照れ臭いですが…
「秋じゃがの収穫」
2020.11.27
先日急に思い立ち、秋じゃがの収穫をしました。見た目はまだ茎も葉も青々としていてまだまだかなという感じなのですが、試し掘りをしたらすでに巨大化していたので、これはいけないということで一気に掘り上げました。
今年は春じゃがは不作で全体に小ぶり(春じゃが収穫の様子はこちら)でしたが、今回は全く逆で全体に大きくなりすぎているぐらいでした。
(うちの規格でいうところの)LLサイズとLサイズがたくさん取れました。さっそくレンジでチンしてマヨネーズと醤油につけていただきました。甘くておいしかったです。
(うちの規格でいうところの)LLサイズとLサイズがたくさん取れました。さっそくレンジでチンしてマヨネーズと醤油につけていただきました。甘くておいしかったです。
天板の角の面取りをします。今回は少し大きめの「切り面」にします。「面取り鉋」という鉋を使います。
トリマーという工具を使ってもできますが、それでやるとバリが出たりして美しくないのです。やはり手工具が一番きれいにできます。
トリマーという工具を使ってもできますが、それでやるとバリが出たりして美しくないのです。やはり手工具が一番きれいにできます。
話は変わり、小物のほうですが「ふるさと納税」やネットショップのほうの注文も続いており、その発送もなかなか大変です。あまりこういうことに慣れていなかったので最初は結構時間もかかりましたが、だいぶん慣れてきました。それでも週に2回ほどはこうした時間に取られます。もちろんうれしいことですが…。
急遽発送専門の人を雇おうかなんて…そんな余裕があるはずもありません。チャン、チャン…。
急遽発送専門の人を雇おうかなんて…そんな余裕があるはずもありません。チャン、チャン…。
「山桜の円卓」
2020.11.20
畑からはそろそろ冬野菜を取ってきては食卓に上げています。カブやダイコン、キャベツやレタス、ネギなどです。今日は白菜も一つ試しに取ってきました。どれもおいしくいただいています。
サツマイモも収穫しました。これでもまだ少し残してあるぐらいですが、良い大きさのものがたくさん取れました。
サツマイモも収穫しました。これでもまだ少し残してあるぐらいですが、良い大きさのものがたくさん取れました。
「長い間ありがとう」
2020.11.13
以前書いたことがあるのですが、長年使ってきた電動鉛筆削りがついに壊れてしまいました。
この鉛筆削りは私が小学生のころ買ってもらってずっと使い続けてきた物ですから、もう50年以上になります。これまで本当によくもってくれました。こんなに長く活躍してくれてありがとうという気持ちしかないです。
思えば、最近のものはハイテクになりすぎてすぐ壊れます。大体電子機器の部分が壊れたらもう終わりですから。(この間なんかトイレの便座のウォッシュレットが壊れて修理を頼んだら「一体型ですから便器ごと全部交換しなければなりません。」なんて言われて、結局全交換となって結構高くつく羽目になってしまったぐらいです。まぁ、ついでにトイレ全体のリフォームもしてしまいましたが…。)
それに比べると昔のものはアナログで構造が単純だから大体永くもつものが多いと思います。私なんかはハイテクでなくてもいいから長くもつもののほうがいいように思うのですが、いかがですか?
この鉛筆削りは私が小学生のころ買ってもらってずっと使い続けてきた物ですから、もう50年以上になります。これまで本当によくもってくれました。こんなに長く活躍してくれてありがとうという気持ちしかないです。
思えば、最近のものはハイテクになりすぎてすぐ壊れます。大体電子機器の部分が壊れたらもう終わりですから。(この間なんかトイレの便座のウォッシュレットが壊れて修理を頼んだら「一体型ですから便器ごと全部交換しなければなりません。」なんて言われて、結局全交換となって結構高くつく羽目になってしまったぐらいです。まぁ、ついでにトイレ全体のリフォームもしてしまいましたが…。)
それに比べると昔のものはアナログで構造が単純だから大体永くもつものが多いと思います。私なんかはハイテクでなくてもいいから長くもつもののほうがいいように思うのですが、いかがですか?
厚みが60mmから75mmほどもあり幅も60cmm以上ある一枚板3枚で、しかもただでさえ重い桜の板ですからそれをカットして接ぎ合わせるのは結構大変です。とりあえず挽き割って接ぎ合わせの準備が出来ました。
話を戻します。円卓の方は天板の接ぎ合わせに入ります。重くて大きな天板ですので一気に接ぎ合わせるのは大変でリスクもあるので、今回は2段階に分けて接ぎ合わせることにしました。
まずは1回目の接ぎ合わせが終わりました。
まずは1回目の接ぎ合わせが終わりました。
「無農薬野菜」
2020.11.05
肘・背の方も成形をして仕上げていきます。ここでも「南京鉋」が活躍します。
塗装をして完成しました。すでにお客様の元へと旅立っています。
苗が小さいうちは防虫の網をかぶせていましたが、網を押し上げるほど大きくなったので網を外してからずいぶんと虫に食われています。
小さな黒い虫がいっぱいついています。「ダイコンハムシ」というのだそうです。こんな風に虫に食われないようにするために、多くの人は農薬を使います。あとから散布するタイプの農薬や苗を植える時に土壌に混ぜ込むタイプの農薬などさまざまです。
そういう農薬を使えばきれいな白菜が取れると思います。しかし、私は使いません。基本的にできる限り「無農薬」で野菜を作りたいと思っているからです。
小さな黒い虫がいっぱいついています。「ダイコンハムシ」というのだそうです。こんな風に虫に食われないようにするために、多くの人は農薬を使います。あとから散布するタイプの農薬や苗を植える時に土壌に混ぜ込むタイプの農薬などさまざまです。
そういう農薬を使えばきれいな白菜が取れると思います。しかし、私は使いません。基本的にできる限り「無農薬」で野菜を作りたいと思っているからです。
自分で家庭菜園をするからにはお店では買えないような「おいしく安全な」野菜を作るのでなければ意味がないと思っているからです。家計を助けるために家庭菜園をやっているわけではないです。(お金の計算をしたら家庭菜園などやらないほうが得だと思うぐらいです。)
農薬をバンバン使って見た目は良い(けれども)体には良くない野菜を作るくらいなら買ってきて食べたほうがいいです。
農薬をバンバン使って見た目は良い(けれども)体には良くない野菜を作るくらいなら買ってきて食べたほうがいいです。
そんなわけで毎朝畑に行ったときに虫を見つけては指でつぶしていますが、当然そんなことでは追い付かないぐらい次から次へと虫がついてきます。
でもそれは仕方がありません。虫が食うということは「安全でおいしい」ということなんですからあきらめるしかないです。それでも大丈夫です。中の方は何とか食べれるぐらいの実が出来てきますから。
でもそれは仕方がありません。虫が食うということは「安全でおいしい」ということなんですからあきらめるしかないです。それでも大丈夫です。中の方は何とか食べれるぐらいの実が出来てきますから。
畑の方も何かとやることばかりですが、庭の方も今が大事な時期です。来年の春、夏の庭を思い描いてその準備をします。いわば庭のデザインをする時期です。宿根草、一年草様々な花の苗を庭のあちこちに植えて冬越しさせます。前にも書きましたが「寒い冬を越えてこそ、しっかりと根が張って元気で勢いの良い花が咲く」のだと思っています。(人間も子育ても同じです。)
デルフィニウムに引き続き、ジギタリス、タチアオイ、ルピナス、キンセンカ、ビオラ、金魚草、クレマチスなどさまざまな苗を植えました。苗は買ったものもありますし、自分で種から育てたものもあります。
デルフィニウムに引き続き、ジギタリス、タチアオイ、ルピナス、キンセンカ、ビオラ、金魚草、クレマチスなどさまざまな苗を植えました。苗は買ったものもありますし、自分で種から育てたものもあります。
「近況」
2020.10.23
まずはお知らせです。10月20日(火)からこのホームページがリニューアルしています。お気づきになられたでしょうか?画像を新しくしたり、一部内容を変更したり新しくしたりして見やすくなっていると思います。
また一番大きな変更は「スマホ」などのモバイルで見た場合に、全く新しい画面になっているということです。(モバイル対応) ぜひスマホでもご覧いただき、ご確認いただければと思います。
また一番大きな変更は「スマホ」などのモバイルで見た場合に、全く新しい画面になっているということです。(モバイル対応) ぜひスマホでもご覧いただき、ご確認いただければと思います。
さて、先日愛知県のお客様のところへ「セン無垢一枚板拭き漆ダイニングテーブル」をお届けに行ってきました。
およそ20年も前に制作したもので、今回は拭き漆の再塗装ということでした。とても美しく仕上がり、新品同様となりました。これでまたさらに20年以上楽しんでお使いいただけることでしょう。お客様にも大変喜んでいただけて良かったです。ついでに「おにぎりスツール」2脚もご購入いただきました。
そして工房では現在在庫切れとなってしまった「カッティングボード」を急遽また制作しつつ、ウォールナットの「πチェアフラット肘型」の制作を再開しています。今月中の完成を目指しています。
そして工房では現在在庫切れとなってしまった「カッティングボード」を急遽また制作しつつ、ウォールナットの「πチェアフラット肘型」の制作を再開しています。今月中の完成を目指しています。
ところで、年々思うのですが「暑い、暑い!」と言っていたかと思うと今度は「寒い、寒い!」と言っている。つまり、ちょうど良い季節である秋と春が本当に短くなってきています。
ですから秋の庭の花たちも今一つきれいに咲いてくれません。そんな中でもけなげに咲いてくれている花たちのpicを少しだけ載せます。
ですから秋の庭の花たちも今一つきれいに咲いてくれません。そんな中でもけなげに咲いてくれている花たちのpicを少しだけ載せます。
「お知らせ」
2020.10.06
その出来上がりを待ちつつ、工房ではクルミのちゃぶ台がまた一つ完成し、次はウォルナットの「πチェア フラット肘型」の制作にかかっています。
ちょっと久しぶりですが、すぐに勘を取り戻しました。この椅子は手間のかかる椅子ですが、それだけ作り甲斐もある椅子で、作っていて楽しいです。
ところで…このところ小物の発送作業に時間を取られることも多かったのです。ふるさと納税の方での注文もありますが、実はこのホームページには書いてありませんが、この夏ぐらいからネットショップの方でも小物を中心に販売を始めています。
このホームページには載せていない「カッティングボード」や「木の器」などを中心に、定番の「おにぎりスツール」や「ちゃぶ台」、「ホールベンチ」や「πチェア」などの椅子類も載せています。
ちょっと久しぶりですが、すぐに勘を取り戻しました。この椅子は手間のかかる椅子ですが、それだけ作り甲斐もある椅子で、作っていて楽しいです。
ところで…このところ小物の発送作業に時間を取られることも多かったのです。ふるさと納税の方での注文もありますが、実はこのホームページには書いてありませんが、この夏ぐらいからネットショップの方でも小物を中心に販売を始めています。
このホームページには載せていない「カッティングボード」や「木の器」などを中心に、定番の「おにぎりスツール」や「ちゃぶ台」、「ホールベンチ」や「πチェア」などの椅子類も載せています。
「iichi」そして「minnne」というサイトです。良かったら見てやってください。
iichi → https://www.iichi.com/shop/haburikobo
minnne → https://minne.com/@haburikobo
そして…よかったらご購入ください。
iichi → https://www.iichi.com/shop/haburikobo
minnne → https://minne.com/@haburikobo
そして…よかったらご購入ください。
「断捨離の夏」
2020.09.18
ところで、この夏は断捨離の夏となりました。我が家は(田舎ですので)屋敷が広く、それが逆に物をしまっておける場所があるということになってしまい、とにかく要らないものがいっぱいたまっています。私の父母は早逝したので、祖父母や場合によっては曾祖父母のものまで整理せずに残してありました。そこで以前からやらなければと思っていたのですが、思い切っていろいろ断捨離をすることにしました。
まずは蔵の中にあるものを、粗大ごみとしてかなり捨てたりしました。長持ちやら布団やら箪笥やら農機具やら…いろいろです。昔使っていた養蚕の機械や、機織り機などもありましたがすべて廃棄しました。(もちろん民芸品として価値がありそうなら資料館に出すということも考えましたが、あまり保存状態は良くなかったので…。)
次に祖父母(曾祖父母の分も?)や父母の着物が、これまたかなりの数ありましたので、これも捨てることにしました。大きな衣装缶6個分と、箪笥2本にいっぱいの着物でした。もちろん、あまりにももったいないというものだけ少し残しましたが(それも着ることはないと思いますけど…)、あとは知り合いの針仕事の趣味の人に声をかけて少しだけ差し上げ、「バ○○ル」というあの業者を呼んで少しだけ持って行ってもらいました。(ほとんどタダのようなものでした。)
それでもかなりの数が残ったので、もう仕方なく可燃ごみとして廃棄することにしました。町の可燃ごみ袋にぎゅうぎゅうに詰め込んで8袋分にもなりました。それをすべて可燃ごみとして出してしまいました。
ですから、(数えてないですが)100本近くの数の着物や帯を捨てたことになると思います。これらすべて買うときは一つ何万円から何十万円という値段で買ったのだろうと思うと何百万円以上?本当にもったいないことだと思いますが、時代が変わったのです。もう着ることは99.9%ありません。一つ肩の荷が下りた感じです。
そして、次に私の分。これでも若いころは結構読書をしたもので、奥の納戸に本が山のように置いてありました。それも思い切ってかなりの量を捨てることにしました。これで約200冊分です。
まずは蔵の中にあるものを、粗大ごみとしてかなり捨てたりしました。長持ちやら布団やら箪笥やら農機具やら…いろいろです。昔使っていた養蚕の機械や、機織り機などもありましたがすべて廃棄しました。(もちろん民芸品として価値がありそうなら資料館に出すということも考えましたが、あまり保存状態は良くなかったので…。)
次に祖父母(曾祖父母の分も?)や父母の着物が、これまたかなりの数ありましたので、これも捨てることにしました。大きな衣装缶6個分と、箪笥2本にいっぱいの着物でした。もちろん、あまりにももったいないというものだけ少し残しましたが(それも着ることはないと思いますけど…)、あとは知り合いの針仕事の趣味の人に声をかけて少しだけ差し上げ、「バ○○ル」というあの業者を呼んで少しだけ持って行ってもらいました。(ほとんどタダのようなものでした。)
それでもかなりの数が残ったので、もう仕方なく可燃ごみとして廃棄することにしました。町の可燃ごみ袋にぎゅうぎゅうに詰め込んで8袋分にもなりました。それをすべて可燃ごみとして出してしまいました。
ですから、(数えてないですが)100本近くの数の着物や帯を捨てたことになると思います。これらすべて買うときは一つ何万円から何十万円という値段で買ったのだろうと思うと何百万円以上?本当にもったいないことだと思いますが、時代が変わったのです。もう着ることは99.9%ありません。一つ肩の荷が下りた感じです。
そして、次に私の分。これでも若いころは結構読書をしたもので、奥の納戸に本が山のように置いてありました。それも思い切ってかなりの量を捨てることにしました。これで約200冊分です。
置いてあっても、もう誰も読むことはないでしょう。それに読書というのは極めて個人的な領分のものなので、私以外の人にそれがマッチするとは限りませんから…。
これだけ捨ててもまだこの倍以上は残っているので、またいつかの機会に捨てなければならないでしょう。
そんなわけで、思い切った断捨離の夏となりました。もったいないとも思いますが、逆に断捨離をすることで気分的には軽くなり、前を向く気持にもなります。不思議なものです。まだまだこれからも第2弾、第3弾と断捨離は続くでしょう。いつか…。
さて、前回に少し書きましたが、13年ほど前に「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」をご購入いただいたお客様から、テーブルの漆の塗り直しを依頼されました。
これだけ捨ててもまだこの倍以上は残っているので、またいつかの機会に捨てなければならないでしょう。
そんなわけで、思い切った断捨離の夏となりました。もったいないとも思いますが、逆に断捨離をすることで気分的には軽くなり、前を向く気持にもなります。不思議なものです。まだまだこれからも第2弾、第3弾と断捨離は続くでしょう。いつか…。
さて、前回に少し書きましたが、13年ほど前に「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」をご購入いただいたお客様から、テーブルの漆の塗り直しを依頼されました。
そこで、引き取ってきました。本当に愛着を持ってお使いいただいたようで、13年もお使いいただいたのに思ったよりきれいでした。
思わず「いい味わいになっているじゃないですか!」と言ってしまいました。それでもさすがに傷や輪染み、漆の剥げなどが見られます。引き取って天板を削り直し、漆の塗り直しをすることになりました。
思わず「いい味わいになっているじゃないですか!」と言ってしまいました。それでもさすがに傷や輪染み、漆の剥げなどが見られます。引き取って天板を削り直し、漆の塗り直しをすることになりました。
13年ぶりにお会いしたT様と、納品した当時の懐かしいお話が出来ました。当時は学生さんだった息子さん、娘さんはすでに結婚してお子さんが出来、よそに住んでおられることなど…その中でうれしかったことがありました。ご主人の話です。
…大体こんな内容でした。こういう話をお聞きすると本当にうれしく、職人冥利に尽きます。また私が2年前に指の大けがをしたことを知らなかったそうで、今回過去の里山だよりをお読みになって知られたとのこと。「しかし、多くのお客様が佐藤さんの指が治るまで(キャンセルもせず)お待ちになったというのがすごいですね。この世知辛い世の中でそういうことはすごいですよ」とも言ってくださいました。
本当にお客様はありがたいものです。今回もお客様とのお話の中でまた勇気と元気をいただいた気がします。これからの仕事も頑張っていこうという気になりました。
「当時まだ新築する家の計画もそれほどはっきりとした案はない状態の中、たまたま半布里工房へテーブルを見に行こうということになりお邪魔したのです。その時にたまたま見たのがこのセンの拭き漆のテーブルでした。すぐに一目ぼれをして購入を決めました。
それからこの家のデザインを考えたのです。つまり我が家はこのテーブルに合わせてデザインしたようなものです。」
それからこの家のデザインを考えたのです。つまり我が家はこのテーブルに合わせてデザインしたようなものです。」
…大体こんな内容でした。こういう話をお聞きすると本当にうれしく、職人冥利に尽きます。また私が2年前に指の大けがをしたことを知らなかったそうで、今回過去の里山だよりをお読みになって知られたとのこと。「しかし、多くのお客様が佐藤さんの指が治るまで(キャンセルもせず)お待ちになったというのがすごいですね。この世知辛い世の中でそういうことはすごいですよ」とも言ってくださいました。
本当にお客様はありがたいものです。今回もお客様とのお話の中でまた勇気と元気をいただいた気がします。これからの仕事も頑張っていこうという気になりました。
「9月」
2020.09.09
工房ではクルミのちゃぶ台が完成しました。前回少し書きましたが、このちゃぶ台…これまでにざっと数えて30本ほど作ってきました。
そのたびに蟻組み(天秤差し)の手加工をするわけで、腕(技術)を落とさないようにするために役立っています。
今後も「ふるさと納税」を中心に注文が入ると思いますが、ずっと作り続けていくことになると思います。
今後も「ふるさと納税」を中心に注文が入ると思いますが、ずっと作り続けていくことになると思います。
また先日、13年ほど前に「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」をご購入いただいたお客様から「だいぶん汚れてきたのでもう一度漆を塗りなおしてほしい」とお問い合わせをいただきました。とても気に入って頂けているようで「大好きなテーブルがまたきれいになって戻って来るかと思うと楽しみしかありません。ご配慮いただきありがとうございます」とお返事をいただきました。頑張って実現しようと思います。
さて、9月に入り多少は暑さも緩んできたかなという感じです。夜はクーラーを入れなくても網戸にしておけば寝られるようになりました。
畑の方はそろそろ秋冬野菜の準備に入っています。8月のお盆過ぎにはネギを伏せ直ししました。
さて、9月に入り多少は暑さも緩んできたかなという感じです。夜はクーラーを入れなくても網戸にしておけば寝られるようになりました。
畑の方はそろそろ秋冬野菜の準備に入っています。8月のお盆過ぎにはネギを伏せ直ししました。
我が「jagar's garden」は夏の暑さで随分と荒れておりましたが、とりあえず生き続けています。シュウメイギクやサルビアの類が咲き、秋に向けてバラの花も新芽を伸ばしています。
2020.09.01
「『新しい日常』『ニューノーマル』?」
ほぼ1ヶ月この里山だよりを更新してませんでした。相変わらずコロナウィルスに悩まされての日常ではありましたが、どうにか仕事もしていました。
最近始めたネットショップでの販売用に小物を作ったり、ふるさと納税の注文品を作ったり、ご注文のちゃぶ台を作ったりなどしていました。
最近始めたネットショップでの販売用に小物を作ったり、ふるさと納税の注文品を作ったり、ご注文のちゃぶ台を作ったりなどしていました。
そして、またちゃぶ台を作っています。今までに何本作ってきたでしょうか?数えてませんが結構な数を作ってきたように思います。おかげさまで定期的にこの「天秤差し」加工をする機会がもらえて、腕が落ちることもなく助かります。
ところで…コロナウィルスの感染拡大により、いろいろな場で日常は大きく変わってきているようです。それでそういう事態に対し、マスコミを中心に「新しい日常」とか「ニューノーマル」というような言葉を使ってこれからの生活様式の指針を示していこうとしているようです。
「もう昔には戻れない」とか「もうかつてのような暮らしはできない」とか言って、しきりに新しいやり方に世の中をシフトさせようとしているように思えます。
確かにそれは良い面もあります。病気や感染症に対して予防意識を持つということが、かつてより強くなったということは良いことかもしれません。あるいは衛生意識もです。仕事内容においても、今まで本当に無駄なことをしていたということに気づいたこともあるかもしれません。良いことはそれなりにあるだろうと思います。
しかし、私はこの「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉には気をつけなければいけないと思っています。その言葉が大義名分となってしまい、かつて私たちが当たり前のようにおこなっていた「人間として大事な」部分さえもすべて切り捨てられていくことが怖いです。
例えば「リモート」。確かにITの進歩、ネットの普及により、直接対面しなくても出来てしまうことは多いです。でも「出来るからやればいい」ということではないと思います。「出来てもそれはやってはいけない」とブレーキをかけることが必要だと思います。
もう少し具体的に…例えば最近こんな話を聞きます。「会社」という「建物」は要らない、すべてリモートでできるから。それでもすべての社員が自宅からリモートで仕事をするのでは、社員同士のコミュニケーションが全くなくなってしまうのがさみしい。それで「アバター」を作って「仮想空間」である会社にアバターを出勤させて、仮想空間でコミュニケーションをとって、まるで本当に自分が会社で仕事をしているように感じてしまう…というような。
同じような例として、販売の場面でも自宅に居ながらにしてお客様に「バーチャル」で商品を見たり体験したりしてもらい、実際に実物を見た(触った)気分になってもらって購入してもらうというようなことも…。
このようなことが、例えば教育現場に入って来るようになったらどうでしょうか?恐ろしいです。子供は学校へ行かなくてもよくなります。授業は、勉強は自宅にいてリモートでオンラインでやってしまう。(「出来る」とは言いません。私はオンラインで学校の勉強ができるなんてこれっぽっちも思わないです。)
でもそれでは寂しいから、「GAKKOU(学校)」という仮想空間にアバターに行かせるのです。アバターが友達と遊び、アバターが友達とハイタッチして喜び、アバターが(こちらもアバターの)先生と会話して触れ合うのです。それで「あぁ今日は学校、楽しかったなぁ」と思ってしまうのです。(アバター同士でいじめが起きたりして…まあそれはともかく…) そんなことになっても本当にいいですか?
ほかにもいろいろ出来てくるでしょう。「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉はいかにも聞こえのいい言葉で、騙されやすい響きです。「ニュースタンダード」な言葉になりうる響きを持っています。
ですから、この言葉に対して反論をする人は出にくいでしょう。ネットでもテレビでもマスコミであろうが知識人であろうが、多くの人がこぞって「新しい日常」「ニューノーマル」ありきで話を進めていきます。誰もそこには疑問を持って話をしません。だから私は怖いです。
人間は数字では割り切れない、目には見えないことでも本当に大事なことがあるのです。無駄に見えることでもその中にとても大切なことが隠されているものです。それを忘れないで行きたいと私は思っています。
「昔には戻れない」「かつてのような暮らし方はできない」ではなくて、「もう一度良い時代に戻ろう」と思ってはいけませんか?最近人気の芸人ぺこぱの言葉を借りると「時を戻そう」…(1年後なのか2年後なのか、コロナウイルス感染拡大が終息したらですけど…だったら今こんな話をするのは早い?いや今声を出しておかないと、そういうことさえも忘れられてしまいそうだからです。)
ある面では新しい生活様式を進め、しかしより多くの場面ではかつての「良い時代」の良いところを取り戻し、守り続けていくということが大事だと私は思います。1ヶ月も更新をせず、いきなり堅い話になってすみませんでした。
「もう昔には戻れない」とか「もうかつてのような暮らしはできない」とか言って、しきりに新しいやり方に世の中をシフトさせようとしているように思えます。
確かにそれは良い面もあります。病気や感染症に対して予防意識を持つということが、かつてより強くなったということは良いことかもしれません。あるいは衛生意識もです。仕事内容においても、今まで本当に無駄なことをしていたということに気づいたこともあるかもしれません。良いことはそれなりにあるだろうと思います。
しかし、私はこの「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉には気をつけなければいけないと思っています。その言葉が大義名分となってしまい、かつて私たちが当たり前のようにおこなっていた「人間として大事な」部分さえもすべて切り捨てられていくことが怖いです。
例えば「リモート」。確かにITの進歩、ネットの普及により、直接対面しなくても出来てしまうことは多いです。でも「出来るからやればいい」ということではないと思います。「出来てもそれはやってはいけない」とブレーキをかけることが必要だと思います。
もう少し具体的に…例えば最近こんな話を聞きます。「会社」という「建物」は要らない、すべてリモートでできるから。それでもすべての社員が自宅からリモートで仕事をするのでは、社員同士のコミュニケーションが全くなくなってしまうのがさみしい。それで「アバター」を作って「仮想空間」である会社にアバターを出勤させて、仮想空間でコミュニケーションをとって、まるで本当に自分が会社で仕事をしているように感じてしまう…というような。
同じような例として、販売の場面でも自宅に居ながらにしてお客様に「バーチャル」で商品を見たり体験したりしてもらい、実際に実物を見た(触った)気分になってもらって購入してもらうというようなことも…。
このようなことが、例えば教育現場に入って来るようになったらどうでしょうか?恐ろしいです。子供は学校へ行かなくてもよくなります。授業は、勉強は自宅にいてリモートでオンラインでやってしまう。(「出来る」とは言いません。私はオンラインで学校の勉強ができるなんてこれっぽっちも思わないです。)
でもそれでは寂しいから、「GAKKOU(学校)」という仮想空間にアバターに行かせるのです。アバターが友達と遊び、アバターが友達とハイタッチして喜び、アバターが(こちらもアバターの)先生と会話して触れ合うのです。それで「あぁ今日は学校、楽しかったなぁ」と思ってしまうのです。(アバター同士でいじめが起きたりして…まあそれはともかく…) そんなことになっても本当にいいですか?
ほかにもいろいろ出来てくるでしょう。「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉はいかにも聞こえのいい言葉で、騙されやすい響きです。「ニュースタンダード」な言葉になりうる響きを持っています。
ですから、この言葉に対して反論をする人は出にくいでしょう。ネットでもテレビでもマスコミであろうが知識人であろうが、多くの人がこぞって「新しい日常」「ニューノーマル」ありきで話を進めていきます。誰もそこには疑問を持って話をしません。だから私は怖いです。
人間は数字では割り切れない、目には見えないことでも本当に大事なことがあるのです。無駄に見えることでもその中にとても大切なことが隠されているものです。それを忘れないで行きたいと私は思っています。
「昔には戻れない」「かつてのような暮らし方はできない」ではなくて、「もう一度良い時代に戻ろう」と思ってはいけませんか?最近人気の芸人ぺこぱの言葉を借りると「時を戻そう」…(1年後なのか2年後なのか、コロナウイルス感染拡大が終息したらですけど…だったら今こんな話をするのは早い?いや今声を出しておかないと、そういうことさえも忘れられてしまいそうだからです。)
ある面では新しい生活様式を進め、しかしより多くの場面ではかつての「良い時代」の良いところを取り戻し、守り続けていくということが大事だと私は思います。1ヶ月も更新をせず、いきなり堅い話になってすみませんでした。
2020.07.17
「気持ちだけGO TO」
「GO TOキャンペーン」でニュースが持ちきりです。いずれにせよ不要不急の外出や不要不急の県をまたぐ移動は自粛していくつもりであります。しかし、仕事柄(納品等で)どうしても遠出をしなければならないこともあります。その場合は万全を期して行うつもりです。
そんなことを考えていて、ふと「今までいろんな場所へ(納品で)行ったものだ」と思い、にわかに思いついて日本地図を買い、そこに(納品で)行った場所、自分では行っていないが運送屋さんに頼んで商品を送った場所を記してみました。(自身で納品した場所は赤シール、配送を頼んだ場所は青シールと緑シールという具合です。)
北は北海道根室市、南は沖縄県那覇市ということで全国に私の作った作品が送られています。特に多いのはやはり岐阜、愛知を中心とした東海地方。
そんなことを考えていて、ふと「今までいろんな場所へ(納品で)行ったものだ」と思い、にわかに思いついて日本地図を買い、そこに(納品で)行った場所、自分では行っていないが運送屋さんに頼んで商品を送った場所を記してみました。(自身で納品した場所は赤シール、配送を頼んだ場所は青シールと緑シールという具合です。)
北は北海道根室市、南は沖縄県那覇市ということで全国に私の作った作品が送られています。特に多いのはやはり岐阜、愛知を中心とした東海地方。
さて工房では先日のホールベンチは完成しました。在庫はありますので、良かったらご注文ください。
以前も書いたような気がしますが、この作業は(同業者はわかると思いますが)結構きつい作業で、苦行と言っても過言ではないです。(いや、ちょっと大げさかな?)
とにかく必死に力を込めて鉄の盤に押し付けて研ぐのです。へとへとになりながらなんとか鉋刃2枚、ノミ5本の「裏押し」を終えました。
とにかく必死に力を込めて鉄の盤に押し付けて研ぐのです。へとへとになりながらなんとか鉋刃2枚、ノミ5本の「裏押し」を終えました。
2020.06.30
「田舎暮らしは自然が相手」
久しぶりの更新です。工房では「ホールベンチ」2脚を製作中です。
さて、畑からは毎日たくさんの野菜が取れてきます。今年初めて作った白ナスもとてもおいしかったです。
トマトはもう私の背丈を超えるほど成長しています。あまりに高くなりすぎるので、毎年一番上を切ってしまうのですが、今年はちょっとやり方を変えました。
トマトはもう私の背丈を超えるほど成長しています。あまりに高くなりすぎるので、毎年一番上を切ってしまうのですが、今年はちょっとやり方を変えました。
トマトは上の方を徐々に斜めに曲げ、横へ横へと伸ばしてやることにしました。行けるところまで伸ばしてやろうという魂胆です。ミニトマトは上の方が使えそうになったら全体を下へおろしてやります。(一番下の方で曲がっている感じです。)
こんなやり方で今年は様子を見ます。うまくいくでしょうか?どちらも赤く色づくのはまだこれからとなりますが、一番下の実はすでに赤くなって収穫できています。
こんなやり方で今年は様子を見ます。うまくいくでしょうか?どちらも赤く色づくのはまだこれからとなりますが、一番下の実はすでに赤くなって収穫できています。
…という感じで「いい感じ」と喜んでいたのですが、昨日猿の大群に不意を突かれてひどくやられてしまいました。スイカはこの通り全滅です。
7個ぐらい、いい感じの実が出来ていてもう少しで収穫できそうでしたが、すべて猿に食われてしまいました。きっとおいしかっただろうと思います。くそっ!
7個ぐらい、いい感じの実が出来ていてもう少しで収穫できそうでしたが、すべて猿に食われてしまいました。きっとおいしかっただろうと思います。くそっ!
サツマイモもツルを引っこ抜かれました。まだ実はできていないのですが…ナスとトマトも見事に食べられました。
まぁそれでも、まだナスとトマトはたくさん残っているので何とか食べられますが、またやられないように気を付けなければいけません。
まぁそれでも、まだナスとトマトはたくさん残っているので何とか食べられますが、またやられないように気を付けなければいけません。
フロックスやハーブのベルガモット、そしてオシロイバナの花も咲きました。
バラの2番花も咲き始めています。ルピナスも…。
ほかにもカラーやギボウシの花も咲き、切り花畑ではヒャクニチソウの花がたくさん咲いています。
2020.06.12
「梅雨入り」
何でもない小さな小箱ですが、良い材料といろんな技術を使って手仕事で作っています。
のこぎりで切った後ノミで落とし、際鉋(きわがんな)で留(45度)を削って、こんな風に「留形隠し蟻組み接ぎ」が完成します。
「剣留めホゾ」という仕口です。組みあがると剣先が刺さっているような感じになります。
のこぎりで切った後ノミで落とし、際鉋(きわがんな)で留(45度)を削って、こんな風に「留形隠し蟻組み接ぎ」が完成します。
「剣留めホゾ」という仕口です。組みあがると剣先が刺さっているような感じになります。
そして、引き出しを加工します。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、この作業にも時間はかかっています。
引き出しの前板部分は「包み蟻組み」という仕口を用い、向こう板部分は「石畳組み」という仕口で組んでいます。
引き出しの前板部分は「包み蟻組み」という仕口を用い、向こう板部分は「石畳組み」という仕口で組んでいます。
材料は本体はナラ、引き出しは前板に栃の杢板、内部は桂の無垢材、つまみはケヤキで作ってあります。近日中にお届けに上がります。
ところで、先日作りました「チェリー無垢一枚板書斎机セット」は、無事大阪府まで納品を終えました。
コロナのさ中、少し不安も抱きつつの納品行でしたが、案ずるほどのこともなく、お客様にも気を使っていただいて、スムースに納品が出来ました。(もちろんどこにも道草はしていませんよ。)
コロナのさ中、少し不安も抱きつつの納品行でしたが、案ずるほどのこともなく、お客様にも気を使っていただいて、スムースに納品が出来ました。(もちろんどこにも道草はしていませんよ。)
すでに「お客様の声」に載せてありますが、「このような手作りのものは、作り手にお会いできることで自分の中の価値が何倍にも変わるように思っております」とお客様が言われるように、やはりできる限り直接お届けしたいものだと思いました。
さて、梅雨に入り我が「jagar's garden」はバラの盛期もすでに終わり、少しさみしい感じになっていますが、それでもまだいくつかの花は咲いています。
そして、これからまたアジサイ、ダリヤ、タチアオイ、ハーブなどの夏の花へと主役が移っていくのです。
そして、これからまたアジサイ、ダリヤ、タチアオイ、ハーブなどの夏の花へと主役が移っていくのです。
そして、畑では夏野菜たちが随分と成長しています。まずはタマネギの収穫をしました。今年は結構大きく育ってはいますが、トウが立ったものも多かったです。近所の人もみな口をそろえてそう言ってました。トウが立つ理由をお知りの方があったら是非教えてほしいです。
そして先日、梅雨入り前に、ジャガイモの収穫もしました。今年は不作だとは予想していましたが、結果はやはりその通りでした。例年に比べるとたぶん三分の二ぐらいの収量だったと思います。(豊作だった昨年に比べると半分ぐらいか?)
こちらも皆さんが口をそろえて「今年は小さい!」と言われます。本当に例年より一回り小さいです。例年ならLLサイズ(ソフトボール大かそれ以上)のものも結構取れ、Lサイズ(野球のボール大)が相当多い我が畑ですが、今年はLLサイズは一つもありません。
大きくてLサイズ、全体にMサイズかSサイズ(ピンポン玉より少し大きいぐらい)という感じです。原因はやはり気候のせいが大きいと思います。自然相手の農業ですからそういう年もあります。農業は何年やっても難しいです。(私は畑仕事歴は約30年になります。)
こんな小さなジャガイモも、もったいないので大事に食べます。今ならこれを皮付きのまま甘辛く煮て食べると、すごくおいしいです。
こちらも皆さんが口をそろえて「今年は小さい!」と言われます。本当に例年より一回り小さいです。例年ならLLサイズ(ソフトボール大かそれ以上)のものも結構取れ、Lサイズ(野球のボール大)が相当多い我が畑ですが、今年はLLサイズは一つもありません。
大きくてLサイズ、全体にMサイズかSサイズ(ピンポン玉より少し大きいぐらい)という感じです。原因はやはり気候のせいが大きいと思います。自然相手の農業ですからそういう年もあります。農業は何年やっても難しいです。(私は畑仕事歴は約30年になります。)
こんな小さなジャガイモも、もったいないので大事に食べます。今ならこれを皮付きのまま甘辛く煮て食べると、すごくおいしいです。
ミニトマトは今年は少しやり方を変えてみました。いつもは「ほったらかし」ですが、今年は3本くらいにして伸ばし、脇芽を欠いてあげます。そして誘引するのにちょうど良い資材も見つけたのでそれを使います。このやり方で今年は様子を見ます。
ナスもスイカも実がついてきました。いい感じです。スイカはそれぞれの苗に3個ぐらい実をつけるようにして、余分な実は小さいうちに欠きとってしまいました。
そして、あとは猿にとられないように網を覆ってやります。
そして、あとは猿にとられないように網を覆ってやります。
キュウリ、ズッキーニが取れて取れて…もう大変!すでに白い目で見られ始めていますが、私はめげずに収穫しています。
毎年のことですが、我が家では食べきれない量の野菜を作っています。妻には「そんなに要らない!」と言われ続けていますが、私は作った野菜を家族はもちろん、親戚や知人、近所の人などにおすそ分けをして、そういう方から「おいしかった」という声を聴くのが楽しみでやっているだけなのです。
そういう時が至福の時間なのであります。(実は本当はもっと至福の時間があるのです。それは、妻においしい野菜料理を作ってもらって、それを庭の東屋の下へ運び、庭を眺め、おいしく食べながらビールを飲むという時間なのです。)
だから誰が何と言おうとこれからも作るのです。
そういう時が至福の時間なのであります。(実は本当はもっと至福の時間があるのです。それは、妻においしい野菜料理を作ってもらって、それを庭の東屋の下へ運び、庭を眺め、おいしく食べながらビールを飲むという時間なのです。)
だから誰が何と言おうとこれからも作るのです。
2020.05.27
「オンライン?」
コロナウイルスの影響下、世間では「オンライン…」ってのが流行しています。我々の業界でも「オンライン」で何かをやるのがぼちぼち出始めています。でも私なんかは「オンライン」と聞くと「線の上」につながってしまいます。つまり「墨線の真上」ということです。
今作っている小さな箱ですが、「留形隠し蟻組み接ぎ」で加工をしているところです。
今作っている小さな箱ですが、「留形隠し蟻組み接ぎ」で加工をしているところです。
実は今回作っているのは本当に小さな小箱(引き出し2杯)です。お客様に「何に使うのですか」と聞きますと、「爪切りを入れたり…実用に使います」とのお答えでした。実用的な小箱で、この小ささではそれほど高価には値付けられません。でもお客様から「ぜひ」とのことでお受けしたものです。
その後お見積もりのお手紙を送りますと、お返事のお葉書が来ました。
お客様のこの小箱に対する思いが伝わってきました。できる限りのことはさせていただこうと思っています。
その後お見積もりのお手紙を送りますと、お返事のお葉書が来ました。
お客様のこの小箱に対する思いが伝わってきました。できる限りのことはさせていただこうと思っています。
ところで、先日の大阪のお客様の「チェリー無垢一枚板書斎机セット」は完成しています。
ゴールデンウィーク前後に植えました夏野菜ですが、皆それなりに順調に育っています。
そんな中、トップバッターで収穫できたのは「ズッキーニ」でした。 あまり大きくなりすぎないようにこのぐらいの大きさで収穫します。今晩のおかずにしてもらいます。
そんな中、トップバッターで収穫できたのは「ズッキーニ」でした。 あまり大きくなりすぎないようにこのぐらいの大きさで収穫します。今晩のおかずにしてもらいます。
さて、我が「jagar's garden」は今バラの花盛りです。何種類ものバラがあちこちに咲いて本当にきれいです。バラがうまく咲いてくれるとちょっとうれしい私です。なぜならば「バラを上手に咲かせてこそ『ガーデナー』だから」と勝手に思っているからです。(あっ、ガーデナーではありませんけど…。)
以下、庭の様子です。
以下、庭の様子です。
2020.05.18
「庭めぐり第2弾」
あとは天板のみワックスを塗り重ねて、組み立てたら完成です。本来ならば私自ら納品したいところですが、コロナウイルスのせいでそれも難しい状況です。
もう一つ先日運送屋さんのミスで足が折れてしまったホールベンチの修理も終わりました。新たに足を旋盤で挽いて作ります。
もう一つ先日運送屋さんのミスで足が折れてしまったホールベンチの修理も終わりました。新たに足を旋盤で挽いて作ります。
ところでバラやシャクヤクがだいぶんきれいになってきた我が”jagar's garden”ですが、また庭めぐり動画を撮りました。よかったら見てやってください。
2020.05.13
「主役は変わる」
ゴールデンウィークが終わり、急に暑くなってきました。家族が「タケノコが食べたい」というので裏山へタケノコ掘りに出かけました。
工房の周りは自然がいっぱいで竹藪もすぐ目の前です。しかし、竹藪があれば簡単にタケノコが取れるというわけではありません。ほったらかしではダメなのです。ある程度人間が管理してきれいにしていないと、やはり良いタケノコは取れないのです。
少し苦労をして何とかタケノコをゲットしてきました。
工房の周りは自然がいっぱいで竹藪もすぐ目の前です。しかし、竹藪があれば簡単にタケノコが取れるというわけではありません。ほったらかしではダメなのです。ある程度人間が管理してきれいにしていないと、やはり良いタケノコは取れないのです。
少し苦労をして何とかタケノコをゲットしてきました。
ピエール・ドゥ・ロンサール、アンジェラ、フランソワ・ジュランビル…少しづつ花咲き始めています。
いつもこぼれ種で庭いっぱいに生えてくるオルレアです。ほっておくと庭中がオルレアに占領されます。だから、抜いて抜いて抜きまくっています。(苗屋さんで買ったら相当の金額になりそうです。) それでもまだいっぱい咲いています。
まぁ、何を植えても育たないような場所にはちょうど都合がいい花でもあります。…と書くと悪口ばかりのように聞こえますが、実際はとても可愛らしく華やかな花ではあります。
まぁ、何を植えても育たないような場所にはちょうど都合がいい花でもあります。…と書くと悪口ばかりのように聞こえますが、実際はとても可愛らしく華やかな花ではあります。
アリウム・ギガンチウムの花も今にも咲きそうです。それにブドウ(巨峰)が今年はなんだか調子よさそうで勢いがあります。期待できるかも?
そんな感じで何かが終わってもまた次の何かが咲きだすという楽しみのある庭になってきました。
そんな感じで何かが終わってもまた次の何かが咲きだすという楽しみのある庭になってきました。
2020.05.07
「ゴールデンウイークは…」
ゴールデンウィークも終わりました。今年はコロナウイルスのせいで世の中全体が「おうちウィーク」だったのではないでしょうか?我が家の場合は毎年そんな感じですが、今年はいっそうそんな過ごし方になりました。庭遊び、畑仕事などの時間が多かったです。
我が”jagar's garden”はますます花盛りとなってきました。
モッコウバラが満開となり、デルフィニウム、ルピナス、キンギョソウなどの大き目の花がたくさん咲き、その足元にはタイム、ミヤコワスレ、カモミールなどの可愛い花がたくさん咲いて…本当に賑やかです。
前回の里山だよりにも載せましたが、庭の動画第二弾を撮りました。よかったら見てください。自分で庭の中を歩いているような気になっていただけると思います。
我が”jagar's garden”はますます花盛りとなってきました。
モッコウバラが満開となり、デルフィニウム、ルピナス、キンギョソウなどの大き目の花がたくさん咲き、その足元にはタイム、ミヤコワスレ、カモミールなどの可愛い花がたくさん咲いて…本当に賑やかです。
前回の里山だよりにも載せましたが、庭の動画第二弾を撮りました。よかったら見てください。自分で庭の中を歩いているような気になっていただけると思います。
冒頭に書きましたが今年は特に家にいる時間が長いので、それならということで、前から作ろうと思っていた「ガーデンオブジェ」を作ることにしました。「モルタル造形」というものです。完全に自己流なので完成度はあまり高くないですが、夫婦で楽しんで作れたからまぁよしとしよう…。
スタイロフォームを使って形を作ります。
スタイロフォームを使って形を作ります。
そんな中、つい先日ご購入いただいて送りました「ホールベンチ」が運送屋さんのひどい扱いによって破損してしまい、送り返されてきました。
見ると太い脚がぼきっと折れてしまっています。運送屋さんは平謝りでしたが、困ったものです。とにかく早急に直して、もう一度送り返すことになりました。
見ると太い脚がぼきっと折れてしまっています。運送屋さんは平謝りでしたが、困ったものです。とにかく早急に直して、もう一度送り返すことになりました。
2020.04.27
「庭巡り」
コロナウイルス感染拡大により、全国的に外出自粛、活動停止という事態になっています。とにかく今は「STAY
HOME!」ということで国民一丸となって頑張る時ですね。
そういう状態ですから我がjagar's gardenも誰も訪れる人はいません。しかし、植物にとってはコロナウイルスなど全く関係なく、例年のごとくすくすくと成長しつつあります。
そういう状態ですから我がjagar's gardenも誰も訪れる人はいません。しかし、植物にとってはコロナウイルスなど全く関係なく、例年のごとくすくすくと成長しつつあります。
そこで興味のある方に庭巡りをしていただければと思い、動画を撮りました。「jagar's garden 庭めぐり」です。(庭だけでなく畑も入ってますが…。)
よかったらご覧ください。
よかったらご覧ください。
2020.04.17
「見に来る人はいないけれど…」
コロナウイルスの感染拡大によって、外出自粛という状況になっています。こちら岐阜県も本日「特定警戒都道府県」に指定されてしまいました。弱ったことです。
そういう状況ですので当工房も訪れる人は少なくなって(まあ常日頃から少ないですけど(笑))、一段と静かな工房周りとなっています。ただ、若いファミリーが工房のそばの道を散歩している姿は前よりも多くなったような気がします。どこへも行けなくなったから近場で楽しんでいるのですね。これを機会に家族の絆が深まるといいですね。
そんなわけで見に来る人もいない我が"jagar's garden"ですが、日に日に賑やかさを増しています。
そういう状況ですので当工房も訪れる人は少なくなって(まあ常日頃から少ないですけど(笑))、一段と静かな工房周りとなっています。ただ、若いファミリーが工房のそばの道を散歩している姿は前よりも多くなったような気がします。どこへも行けなくなったから近場で楽しんでいるのですね。これを機会に家族の絆が深まるといいですね。
そんなわけで見に来る人もいない我が"jagar's garden"ですが、日に日に賑やかさを増しています。
フロックスやカモミールの可憐な花がいっぱい咲き始めました。森の中ではシャガの花がたくさん咲き始めています。
2020.04.07
「楽しみ!!(コロナウイルスに負けるな!)」
娘に写真を撮ってもらいました。やはり私が撮るより上手です。(インスタ映え?私もその技術が欲しい!)
バラたちも生き生きとその新芽を伸ばしています。
カヌーの花壇の周りは、こぼれ種から芽を出したカモミールがいっぱい伸びて来ています。カモミールは本当に生命力が強くて庭中にいっぱい芽を出してきます。他の花を凌駕してしまうので抜いていますが、抜いても抜いてもどんどん生えてきます。
2020.03.27
「春は来たけれど…」
我が庭もチューリップ、アネモネ、スイセンなどの花が咲き始め、春らしくなってきました。暖かくなってとても過ごしやすい季節になっています。
そんな穏やかな春到来の季節なのに、世の中は(日本だけではなく世界中)コロナウイルスで大変な事態になっています。
思い返せば先月阿部さんが学校の休校を要請した時に「きっと戦時中はこんな感じやったんやろうな。みんな何がなんだか分からないうちにどんどんにっちもさっちもいかない事態に陥ってしまったんやろう。そしてこんなふうに、抵抗する暇さえなく戦争に突入してしまったんだろうな。これはまさに有事やぞ。」と家族と話していましたが、まだその時は今のように感染拡大(パンデミック)の事態にはなっていませんでした。
しかし、今はまさに世界中を巻き込んだいわばウイルスとの世界大戦のような事態になっています。法的に強制力を行使することはできないわが国では一人一人の自覚が全てのかぎを握っているようです。冷静にしかし重大事だという自覚を持って、感染しないように、そして感染拡大に与(くみ)することの無いように気を付けるしかありません。
まぁ書き出せばきりがないのでこれだけにしますが、一つだけ。知人に学校の先生がいて、休校の中で卒業式を行ったとのことです。卒業生と教師、そして下級生の代表者若干名、そして保護者各家庭一人ずつという参加者で行ったとのことです。無事執り行われた後で先生たちがこう言ったそうです。「本当に時間が無い中、いつものような盛大な卒業式ではなかったけれどこれはこれですごく心のこもった暖かい式になったのではないか。」(もちろん今まで通り、在校生や家族総出の式がいいに決まっているけれど…という思いは当然持ってみえる上での感想ですのでお間違え無く。)
学校の先生たちは概していうと「真面目で一生懸命、熱意のある人たちの集まり」です。ですからどんな場合でも「少しでも良くしよう」と思い「前回よりももっと…」とだんだん内容を改善していくのですが、「改善」はすなわち「内容の充実、増量」という結果になりがちなのです。そうやって結局どんどん大変になり、忙しくなり、自分たちで自分たちの首を絞めるようなことになっていくのです。
今回コロナウイルスのせいで、制限もされ十分な準備もできない中でそれでも意味深い式を執り行うことが出来たことは、ある意味今までの自分たちの教育活動を見直してみる機会にもなったのではないでしょうか?
それと同じことが他の社会でも言えます。外出自粛、経済活動の自粛、一時的停止などの事態が起きています。中には「経済が死んでしまう」とか「日本が死んでしまう」などと言う人もいますが、私は違う考え方をしてもいいと思っています。
マスク一つとっても「使い捨てマスク」が当たり前でしたが、それが手に入らなくなった今、手作りのマスクや昔ながらのガーゼマスクで過ごす人も多く出てきて、「それでいいじゃん」と思っている人も多いのではないかと思います。ある意味昔に戻っているのです。それでも生きていくことが出来るのです。
このコロナウイルスとの戦いを契機に、今までの私たちの消費・使い捨てが当たり前の暮らし方について考え直す良い機会が天から与えられたと考えてもいいのではないかと思ったりもしています。
脱線が長くなりました。さて、仕事の方ですが、一宮市のお客様の栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセットの制作が進んでいます。脚部が出来上がりました。
思い返せば先月阿部さんが学校の休校を要請した時に「きっと戦時中はこんな感じやったんやろうな。みんな何がなんだか分からないうちにどんどんにっちもさっちもいかない事態に陥ってしまったんやろう。そしてこんなふうに、抵抗する暇さえなく戦争に突入してしまったんだろうな。これはまさに有事やぞ。」と家族と話していましたが、まだその時は今のように感染拡大(パンデミック)の事態にはなっていませんでした。
しかし、今はまさに世界中を巻き込んだいわばウイルスとの世界大戦のような事態になっています。法的に強制力を行使することはできないわが国では一人一人の自覚が全てのかぎを握っているようです。冷静にしかし重大事だという自覚を持って、感染しないように、そして感染拡大に与(くみ)することの無いように気を付けるしかありません。
まぁ書き出せばきりがないのでこれだけにしますが、一つだけ。知人に学校の先生がいて、休校の中で卒業式を行ったとのことです。卒業生と教師、そして下級生の代表者若干名、そして保護者各家庭一人ずつという参加者で行ったとのことです。無事執り行われた後で先生たちがこう言ったそうです。「本当に時間が無い中、いつものような盛大な卒業式ではなかったけれどこれはこれですごく心のこもった暖かい式になったのではないか。」(もちろん今まで通り、在校生や家族総出の式がいいに決まっているけれど…という思いは当然持ってみえる上での感想ですのでお間違え無く。)
学校の先生たちは概していうと「真面目で一生懸命、熱意のある人たちの集まり」です。ですからどんな場合でも「少しでも良くしよう」と思い「前回よりももっと…」とだんだん内容を改善していくのですが、「改善」はすなわち「内容の充実、増量」という結果になりがちなのです。そうやって結局どんどん大変になり、忙しくなり、自分たちで自分たちの首を絞めるようなことになっていくのです。
今回コロナウイルスのせいで、制限もされ十分な準備もできない中でそれでも意味深い式を執り行うことが出来たことは、ある意味今までの自分たちの教育活動を見直してみる機会にもなったのではないでしょうか?
それと同じことが他の社会でも言えます。外出自粛、経済活動の自粛、一時的停止などの事態が起きています。中には「経済が死んでしまう」とか「日本が死んでしまう」などと言う人もいますが、私は違う考え方をしてもいいと思っています。
マスク一つとっても「使い捨てマスク」が当たり前でしたが、それが手に入らなくなった今、手作りのマスクや昔ながらのガーゼマスクで過ごす人も多く出てきて、「それでいいじゃん」と思っている人も多いのではないかと思います。ある意味昔に戻っているのです。それでも生きていくことが出来るのです。
このコロナウイルスとの戦いを契機に、今までの私たちの消費・使い捨てが当たり前の暮らし方について考え直す良い機会が天から与えられたと考えてもいいのではないかと思ったりもしています。
脱線が長くなりました。さて、仕事の方ですが、一宮市のお客様の栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセットの制作が進んでいます。脚部が出来上がりました。
2020.03.12
「てくてくめぐり その後」
「菜の花畑に入日薄れ〜♪♪」…歌の歌詞の通りの美しい朧月夜でした。思わず写真を撮りました。
そんなのどかな景色とは裏腹に世の中コロナウィルスの騒ぎで大わらわとなっています。どうなってしまうんでしょうか…。
そんなのどかな景色とは裏腹に世の中コロナウィルスの騒ぎで大わらわとなっています。どうなってしまうんでしょうか…。
見に来ていただいたお客様、そしてお買い上げいただいたお客様も多く、本当にありがたいことです。
中には「またお友達を連れて来ます」と言って2度、3度と来ていただくお客様も何人もみえて本当にうれしい限りです。
今回の展示品の中に「木の器」もたくさん置いてあります。お客様に言われて分かったことですが、はじめこれを見て「菓子器」だと思ってみえるお客様も多いみたいです。
そして私が「サラダやパスタはもちろん、肉じゃがやマリネ、スープのような汁物もOKですよ」(もちろん使い方やメンテナンスのこともお話ししますが)とご説明をすると「えっ?!本当なの!?」とびっくりされて、それでお買い上げ下さる方もあったりします。
「私はもう少し小さめの小鉢がいくつか欲しいわ」という方もいたりして、いろいろ勉強になります。とにかくまだ明日からの3日間(金・土・日曜日)開催しております。どうぞお越し下さい。
さて、そんなてくてくめぐりの中、売れて少なくなった小物の補充制作などもしつつ、ご注文の作品制作も進めています。
中には「またお友達を連れて来ます」と言って2度、3度と来ていただくお客様も何人もみえて本当にうれしい限りです。
今回の展示品の中に「木の器」もたくさん置いてあります。お客様に言われて分かったことですが、はじめこれを見て「菓子器」だと思ってみえるお客様も多いみたいです。
そして私が「サラダやパスタはもちろん、肉じゃがやマリネ、スープのような汁物もOKですよ」(もちろん使い方やメンテナンスのこともお話ししますが)とご説明をすると「えっ?!本当なの!?」とびっくりされて、それでお買い上げ下さる方もあったりします。
「私はもう少し小さめの小鉢がいくつか欲しいわ」という方もいたりして、いろいろ勉強になります。とにかくまだ明日からの3日間(金・土・日曜日)開催しております。どうぞお越し下さい。
さて、そんなてくてくめぐりの中、売れて少なくなった小物の補充制作などもしつつ、ご注文の作品制作も進めています。
その後、「吸い付き桟」(反り止め)加工をしていきます。
今回のお客様もまたリピーターのお客様です。これまでにお宅の無垢一枚板ダイニングテーブル、ご長男の新居の無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセット、そしてまたお宅のベンチとリビングの大きなテーブル、そしてまた今回はご次男の新居のダイニングセットをご注文いただきました。
こういうのは本当にうれしいことです。来られるたびにいつも「いろいろ家具屋さんや佐藤さんのような仕事をしている方を回ってみているけど、結局佐藤さんのが一番だわ」と言って下さいます。お世辞でもうれしいことです。ありがたいことです。一生懸命作らせていただきます。
こういうのは本当にうれしいことです。来られるたびにいつも「いろいろ家具屋さんや佐藤さんのような仕事をしている方を回ってみているけど、結局佐藤さんのが一番だわ」と言って下さいます。お世辞でもうれしいことです。ありがたいことです。一生懸命作らせていただきます。
2020.03.02
「てくてくめぐり自主開催」
「富加町いなか舎てくてくめぐり」昨日からスタートしました!…と言いたいところですが、実はコロナウィルスの影響で全体としてのこのイベントは中止となってしまいました。本当に残念です!!
ですが、当半布里工房は「自主開催」をします!!他にも11のギャラリーが自主開催をされます。
ですが、当半布里工房は「自主開催」をします!!他にも11のギャラリーが自主開催をされます。
とにかく、今回合同展示していただいている「ぴあにしも」さんのジオラマと羊毛フェルト作品がすごいんです。これだけの質の高いジオラマが相当数(ジオラマだけで20点ほど、羊毛フェルト作品も50点以上)見られるのもまず無いことだと思います。
ですのでたくさんの人に見て頂きたかったのに、今回全体としてのこのイベントが中止になったのは、本当に本当に残念なのです。ですからどうぞお越しください。
まぁ、そもそもこのイベントは一度に大勢の人がいらっしゃるわけではなく、2〜3人の人がぽつぽつといらっしゃるような感じですので、それほど心配はしていません。それに田舎ですし…とはいえ消毒用ジェル、除菌アルコールティシュなどの準備、マスクの着用、換気など一応の準備はしてお迎えしております。
「ぴあにしも」さんのジオラマですが、私自身は写真では見たことがあって、それだけでもすごい!と思っていました。ところが実物ははるかにすごかったです!!細部にさまざまなこだわりが見られ、「あっ!こんなところにこんなものが作ってある!」と探すのも楽しいです。毎年浜松で開催される「ジオラマグランプリ」でグランプリを受賞された作品など、素晴らしい作品が並んでいます。
ですのでたくさんの人に見て頂きたかったのに、今回全体としてのこのイベントが中止になったのは、本当に本当に残念なのです。ですからどうぞお越しください。
まぁ、そもそもこのイベントは一度に大勢の人がいらっしゃるわけではなく、2〜3人の人がぽつぽつといらっしゃるような感じですので、それほど心配はしていません。それに田舎ですし…とはいえ消毒用ジェル、除菌アルコールティシュなどの準備、マスクの着用、換気など一応の準備はしてお迎えしております。
「ぴあにしも」さんのジオラマですが、私自身は写真では見たことがあって、それだけでもすごい!と思っていました。ところが実物ははるかにすごかったです!!細部にさまざまなこだわりが見られ、「あっ!こんなところにこんなものが作ってある!」と探すのも楽しいです。毎年浜松で開催される「ジオラマグランプリ」でグランプリを受賞された作品など、素晴らしい作品が並んでいます。
羊毛フェルト作品も本当にかわいい!我が家も娘のウェディングドールや猫のジャガーの羊毛フェルト人形を作っていただきましたが、素晴らしくてかわいくて一生の宝物です。妻がもう「欲しいものがある」と言って目(つば?)をつけていました。(笑)
というわけで、ぴあにしもさんの作品の素晴らしさに私自身が目を取られ忘れかけていましたが、もちろん私の作品もたくさん並べてあります。こちらもお忘れなく。
家具のほかにも小物もたくさん並べてあります。新聞社の取材もありましたので、今週中には掲載されると思います。(岐阜新聞中濃版、各務原市内版)
とにかく始まったばかりです。まだこれから今週の金土日曜日(6・7・8日)と来週の金土日曜日(13・14・15日)にオープンしています。(7・14・15日はぴあにしもさんも来場されます) どうぞお越しください。
2020.02.25
「『てくてくめぐり』もうすぐです!」
富加町「いなか舎てくてくめぐり」が、今週の日曜日(3月1日)から始まります。世間ではコロナウィルスのことで大騒ぎですが、こちらは予定通り実施します。まぁ田舎のイベントですし、大勢が集まるというわけでもなく、ぽつぽつとお客様がみえるぐらいのことですからあまりご心配なく。どうぞお越しください。(それなりの準備はしておきます。)
現在は飾り付けやら家の周りの掃除など、その準備に追われています。
現在は飾り付けやら家の周りの掃除など、その準備に追われています。
今回一緒に展示をしていただくジオラマ・羊毛フェルト作家の「ぴあにしも」さんからも、ぽつぽつと展示予定の写真を送っていただいています。
写真を見ただけでもすごいです。ジオラマは大小合わせて20点ほど、羊毛フェルトも販売品も含めて結構な数を展示していただけるようです。私も実物を見るのがすごく楽しみです。
さてそんなわけで…仕事の方はそちらのことで大変ですが、その前にご注文の飾り棚が完成しています。
天板を削って仕上げます。
写真を見ただけでもすごいです。ジオラマは大小合わせて20点ほど、羊毛フェルトも販売品も含めて結構な数を展示していただけるようです。私も実物を見るのがすごく楽しみです。
さてそんなわけで…仕事の方はそちらのことで大変ですが、その前にご注文の飾り棚が完成しています。
天板を削って仕上げます。
話は変わり畑のことですが、例によっていきなりジャガイモの種いもの植え付けが始まりました。本当はあまり早く植え付けると晩霜(おそじも)が怖いので、もう少し先(3月に入ってから)にしたいのですが、思ったようにいかないのが自然が相手の農業というものです。
苗屋さんに聞くともうとっくに販売が始まり、かなりの人が買って行っているみたいでした。無くなるといけないので仕方なしに買いに行くと、すでに種いもから芽が結構出ていました。
「芽の出ていないものは無いですか?」「もう全部出ています」…どこに聞いてもそんな反応でした。今年は暖冬だったから仕方がないようです。
「芽が動き始めたころに植え付けるのがいい」ということですので、まさに今ということになってしまいます。そこで、早いですが仕方なく急遽植え付けを行うことにしたのです。
苗屋さんに聞くともうとっくに販売が始まり、かなりの人が買って行っているみたいでした。無くなるといけないので仕方なしに買いに行くと、すでに種いもから芽が結構出ていました。
「芽の出ていないものは無いですか?」「もう全部出ています」…どこに聞いてもそんな反応でした。今年は暖冬だったから仕方がないようです。
「芽が動き始めたころに植え付けるのがいい」ということですので、まさに今ということになってしまいます。そこで、早いですが仕方なく急遽植え付けを行うことにしたのです。
2020.02.10
「春見つけ」
2020.02.04
「富加町いなか舎てくてくめぐり」
2月になりました。庭にはスイセンの花も咲き、すでに春の兆しが見られます。
さて、告知です。毎年恒例ですが「富加町いなか舎てくてくめぐり」(ギャラリーめぐり)が今年も3月1日(日)〜15日(日)まで開催されます。
富加町内で趣味でものづくりをされていたり、私のように仕事としてものづくりをしている方がその作品を展示したり、お店がさまざまな催しをされたりなど、バラエティーに富んだ催しです。
さて、告知です。毎年恒例ですが「富加町いなか舎てくてくめぐり」(ギャラリーめぐり)が今年も3月1日(日)〜15日(日)まで開催されます。
富加町内で趣味でものづくりをされていたり、私のように仕事としてものづくりをしている方がその作品を展示したり、お店がさまざまな催しをされたりなど、バラエティーに富んだ催しです。
木工品、陶芸作品、お雛様飾り、アクセサリー小物、パッチワークや布作品などさまざまな作品のほか、コンサートなどの催しもあります。
当工房も毎回参加していますが、今年は私の作品のほかに、知人のジオラマ作家「ぴあにしも」さんのジオラマ作品・羊毛フェルト作品も展示します。
当工房も毎回参加していますが、今年は私の作品のほかに、知人のジオラマ作家「ぴあにしも」さんのジオラマ作品・羊毛フェルト作品も展示します。
毎回ジオラマグランプリで入賞される、素晴らしい作品が並びます。ぜひ見にいらして下さい。
羊毛フェルト作品も可愛いです。以前、娘の結婚に際してウエルカムドールを作ってくださったのもこの方です。(ぴあにしもさんの在廊日は7日、14日、15日です)
うららかな春の一日、里山風景の広がる田舎をのんびりめぐるというのも楽しいかと思いますよ。
さて仕事の方ですが、ちゃぶ台2台は完成しました。
羊毛フェルト作品も可愛いです。以前、娘の結婚に際してウエルカムドールを作ってくださったのもこの方です。(ぴあにしもさんの在廊日は7日、14日、15日です)
うららかな春の一日、里山風景の広がる田舎をのんびりめぐるというのも楽しいかと思いますよ。
さて仕事の方ですが、ちゃぶ台2台は完成しました。
相変わらず手仕事で蟻組み(天秤差し)を加工します。
天板の木端(こば)は「蛇腹面」に削ります。内丸鉋という鉋を使います。
2020.01.09
「2020年の始動」
この時期にしては暖かく、あまり1月という感じがしませんが、いよいよ2020年も始まりました。あらためまして本年もよろしくお願いいたします。
話は戻ってしまいますが、年末から正月にかけての我が家の過ごし方は毎年大体決まっています。過去の里山だよりにも書いていますので詳しくはそちらをご覧頂くとして、今年も相変わらずそんな感じで過ごしました。
話は戻ってしまいますが、年末から正月にかけての我が家の過ごし方は毎年大体決まっています。過去の里山だよりにも書いていますので詳しくはそちらをご覧頂くとして、今年も相変わらずそんな感じで過ごしました。
この時期の庭仕事、畑仕事も結構大事です。特に庭仕事は春、夏の庭の美しさを左右する大事な仕事になります。
バラの剪定もしました。庭木の剪定も。そして、たくさんの花の苗や球根がすでに植えられて、地中で春を待っているという状態です。冬の寒さを乗り越えてこそ美しい開花につながるという考えから、花の苗はできるだけ11月12月に植えることにしています。
バラの剪定もしました。庭木の剪定も。そして、たくさんの花の苗や球根がすでに植えられて、地中で春を待っているという状態です。冬の寒さを乗り越えてこそ美しい開花につながるという考えから、花の苗はできるだけ11月12月に植えることにしています。
畑からは毎日のようにおいしい冬野菜が食卓に届けられます。本当においしいです。白菜、キャベツ、大根、カブ、ホウレンソウ、サツマイモ…ウソでなく、スーパーの野菜とは全然違います。スーパーでも「地元農家の野菜」などと言って売られていますが、それらよりも断然おいしいです。甘味、柔らかさが違います。一度食べてみて欲しいなぁ…。
今年初めて「野沢菜」を育てたので漬物にしました。はたしてうまくいくのだろうか?
今年初めて「野沢菜」を育てたので漬物にしました。はたしてうまくいくのだろうか?
猿の出没は日常茶飯事なのでもう当たり前のこととして里山だよりにも載せていませんが、今年もまた玉ねぎの苗をかじっていきました。仕方がないので、網で覆っておきました。そんな感じで、日々自然の中で過ごしています。
ところで仕事の方ですが、新年は3日から仕事を始めました。今年の始動もふるさと納税の返礼品作りからです。こちらは「おにぎりスツール」の制作の様子です。
裏側の仕上げの様子です。脚の裏をノミで平らに仕上げ、サンドペーパーで滑らかにします。
脚の組み立てには「エポキシ」という接着剤を使います。普通の接着剤でもいいのですが、理由は3つ。
一つは、この椅子はもしかすると屋外や半屋外で使われることもあるかもしれないと考えた場合、普通の接着剤は水に弱いため水に強いエポキシを使う。二つ目は、エポキシには隙間充填の能力があるため組み立てた時により美しく仕上がる。三つ目は、エポキシはぬるっとしているので穴に差し込むときに比較的楽に挿入出来る。
そんな利点からエポキシを使っていますが、難点もあります。一つは、普通の接着剤より早く固まってしまうということ。私は30分硬化型を使っていますが、時間制限があるのでゆっくりしていると固まってすぐに使えなくなります。ですから(2液を混ぜて使うのですが)一度にたくさん作れません。1脚(または2脚)ごとに作って使うということをしています。
二つ目は、拭き取りが大変。水には溶けないので水で拭き取ることができません。シンナーで拭き取ることになります。そうすると結局拭き取った跡がむらむらに少し残って
しまいます。
このまま塗装をしたりするとその跡が微妙に残って美しくないです。ですので、乾いてからもう一度その部分をサンドペーパーでこすってきれいにします。
以上、長々と書きましたが、これまであまり書いて来なかった細部の仕事も結構手間を要するということが少しでもわかっていただけるのではないかと思います。
そんな「おにぎりスツール」も完成して塗装に入りました。引き続き「ちゃぶ台」2台の制作に入っていきます。
脚の組み立てには「エポキシ」という接着剤を使います。普通の接着剤でもいいのですが、理由は3つ。
一つは、この椅子はもしかすると屋外や半屋外で使われることもあるかもしれないと考えた場合、普通の接着剤は水に弱いため水に強いエポキシを使う。二つ目は、エポキシには隙間充填の能力があるため組み立てた時により美しく仕上がる。三つ目は、エポキシはぬるっとしているので穴に差し込むときに比較的楽に挿入出来る。
そんな利点からエポキシを使っていますが、難点もあります。一つは、普通の接着剤より早く固まってしまうということ。私は30分硬化型を使っていますが、時間制限があるのでゆっくりしていると固まってすぐに使えなくなります。ですから(2液を混ぜて使うのですが)一度にたくさん作れません。1脚(または2脚)ごとに作って使うということをしています。
二つ目は、拭き取りが大変。水には溶けないので水で拭き取ることができません。シンナーで拭き取ることになります。そうすると結局拭き取った跡がむらむらに少し残って
しまいます。
このまま塗装をしたりするとその跡が微妙に残って美しくないです。ですので、乾いてからもう一度その部分をサンドペーパーでこすってきれいにします。
以上、長々と書きましたが、これまであまり書いて来なかった細部の仕事も結構手間を要するということが少しでもわかっていただけるのではないかと思います。
そんな「おにぎりスツール」も完成して塗装に入りました。引き続き「ちゃぶ台」2台の制作に入っていきます。